挑戦しない一年は、想像以上に差が開く。
今週末、AJSAが蘇我で始まる
今週末、AJSAが蘇我で始まりますね。
最近、ある若いスケーターの相談を受けました。
「草大会には出るけど、AJSAみたいな大きい大会には出たくない」
理由を聞くと、まだ自信がない。
上手い人ばかりいる場所に行くのが怖い。
負けたくない。恥ずかしい思いをしたくない。
さらに年齢的にも思春期に入るタイミングで、親御さんとの距離感も難しくなってきているとのことでした。
その話を聞きながら、自分の昔のことも色々思い出しました。
完成してから挑戦なんて、一生できない
でも、俺は昔からずっと思っています。
“失敗からしか、人は本気では学べない。”
これはスケボーだけじゃなく、どんな職業でも、どんな夢でも同じだと思っています。
完成してから挑戦しよう。
もっと上手くなってから出よう。
自信がついてからやろう。
そう考える気持ちはすごく分かる。
でも、正直に言うと、完成してから出るなんて100%無理です。
というか、人間って一生完成なんてしないんじゃないかと思っています。
上手くなっても、また次の壁が出てくる。
勝てても、また悔しい思いをする。
結局ずっと未完成のまま、挑戦し続けるのが人生なんじゃないかなと思います。
中途半端でも、出ることに意味がある
だからこそ、中途半端でもいい。
完成してなくてもいい。
とりあえず出てみる。
それだけで、ものすごい意味がある。
AJSAみたいな大会に出ると、当然うまい人だらけです。
普通にボコボコにされることもあるし、悔しいし、恥ずかしい。
でも、その「食らった経験」が、めちゃくちゃ人を成長させる。
大会は順位だけじゃない
大会って、ただ順位を競う場所じゃない。
同じように頑張ってる仲間に出会えたり、戦友みたいな存在ができたりする。
「あいつも頑張ってるから俺も頑張ろう」
そういう刺激を受けるだけでも、人って大きく変わる。
一年間逃げると、想像以上に差が開く
逆に、一年間その環境から離れてしまうと、技術だけじゃなく、精神的にもかなり差が開いてしまうと思っています。
悔しい一年か、成長する一年か
悔しい思いを避け続ける一年。
悔しい思いを食らいながら成長する一年。
この差って、後からとんでもなく大きくなる。
だから、もし本当に「いつかAJSAで活躍したい」って気持ちが少しでもあるなら、完成する前に出たほうがいい。
負けてもいい。
ダサくてもいい。
失敗していい。
その経験が、絶対に未来の自分を作るから。
出なくてもいい。でも、見に行ったほうがいい
とはいえ、「どうしても出たくない」っていう気持ちも分かります。
だったら、無理に出なくてもいいと思っています。
でも、AJSAには見に行ったほうがいい。
これは本当に思う。
現場にしかない空気がある
会場の空気感。
選手たちの本気。
勝ち上がるラインの組み立て方。
トリックの選び方。
会話。空気。緊張感。
そういうものって、現場でしか感じられない。
「俺でもいけるんじゃないか」
そう思える瞬間もあるかもしれないし、
「あの人みたいになりたい」
っていう憧れが見つかるかもしれない。
人は環境で変わる
どんなスケボーも、どんな仕事も、どんな夢も、結局は“環境”で人が変わると俺は思っています。
だから、出ないとしても、その場から遠ざかる理由はない。
むしろ、目指してるなら近づいたほうがいい。
俺もAJSAを回っていた時代があった
俺自身も、20歳くらいの頃はAJSAに出ていました。
軽バスを改造して、そこで寝泊まりしながら、日本全国を回っていたのを思い出します。
今思えば、めちゃくちゃ無茶だったけど、あの時期は本当に濃かった。
毎週みたいに知らない土地へ行って、知らないパーク行って、知らないスケーターと滑って。
負けたり、悔しい思いしたり、たまに調子良かったり。
でも、あの時できた友達って、今でも普通に繋がってるんですよね。
そう考えると、結果以上に、あの時間そのものが宝だったなと思います。
結果、年間優勝してプロになった
結果的に、年間優勝して1位になって、プロに転向しました。
AJSAに出ていたことでスポンサーも付いたし、人生も大きく変わった。
でも実際は、「思ってた感じと違うな」って思うことも正直ありました。
ただ、その経験があったからこそ、また次の未来に進めたとも思っています。
もしAJSAに出てなかったら、今の自分には絶対なってない。
成功したとか失敗したとかじゃなくて、“経験したこと”そのものが、人生の財産になってる。
だから俺は、経験って本当に宝だと思っています。
AJSAだけが正解じゃない
もちろん、AJSAだけがスケボーの未来じゃない。
今は昔よりもっと自由で、色んな道があります。
映像で活躍する人。
ストリートで名前を上げる人。
ブランドをやる人。
海外に行く人。
YouTubeやSNSで人気になる人。
本当に色んな未来がある。
だから別に、全員が大会に出る必要なんてないと思っています。
でも、通ってきたから分かる景色もある
ただ、俺はAJSAを通ってきたからこそ見えた景色もあると思っています。
全国に仲間ができたり、遠征したり、負けたり、勝ったり。
あの独特な空気感とか、緊張感とか、そこでしか得られない経験は確実にある。
だからこそ、出る出ないは自由だけど、“経験してみる”っていうのは本当に大事だと思う。
思春期って、本当に難しい
今回改めて思ったのが、思春期って本当に難しい時期なんだなってこと。
今、自分も親になって思うけど、子供ってめちゃくちゃ可愛いし、ずっと一緒にいたい。
でも、中学生くらいになると、親と一緒にいること自体が恥ずかしくなったりする。
自分もそうだった
実際、俺もそうでした。
スーパー行くのも嫌。
遊園地も嫌。
どこかに一緒に行くのも嫌。
なんか親と一緒にいるだけで嫌だった。
今思えば意味分からないんだけど、その時は本気でそう感じてた。
だから、子供側の気持ちも少し分かる。
親も大変。
子供も大変。
どっちも悪くない。
少し距離を取ることで見えるもの
だから、周りの大人たちが少し間に入って、親から少し離れた環境で、子供もリラックスできて、親も少し安心できる空気を作れたらいいなと思っています。
子離れも親離れも少しずつ
子離れも親離れも、急にはできない。
でも、少しずつ離れていくことで、お互いのありがたみや良さが分かって、逆に家族の絆って深くなる気もしています。
毎日ずっと一緒にいることだけが愛情じゃない。
時には少し突き放して、崖から登ってこいって見守ることも大事なのかもしれない。
負ける経験が、人を強くする
勝てる戦いだけして気持ち良くなるのもいい。
でも、人生って、たまにボコボコに負ける経験があるから強くなれる。
スケボーは人生を教えてくれる
スケボーって、まさにそれだと思う。
できなくても、できなくても、何回も挑戦して、食らって、それでも続けてたら、ある日突然できるようになる。
その「頑張ればできる」って感覚を身体に染み込ませられるのが、スケボーの最高なところだと思っています。
とりあえず経験
結局、人生ってやったもん勝ちな気がする。
やらずに想像してる時間より、失敗してでも経験した時間のほうが、後から絶対自分の力になる。
勝っても負けても、うまくいっても、思ったのと違くても、全部意味がある。
だから、とりあえず経験。
それでいいんじゃないかなと思います。
今週末、蘇我で会いましょう
今週はAJSA。
出る人も、出ない人も、みんなでローカルの頑張ってるスケーターを応援しに行くのもいいんじゃないでしょうか。
なんか久々に、俺もAJSAを見に行きたくなりました。
今週末、蘇我で会いましょう。