AIが仕事を奪った未来、スケートボードはもっと必要になるんじゃないか
最近、本当に凄まじいスピードでAIが進化しています。
SNSを見ていても、
「これ本物なの?」
「これAIじゃないの?」
と思うことが普通になってきました。
写真も作れる。動画も作れる。文章も書ける。音楽も作れる。
そのうちAIで作られたものなのか、人間が作ったものなのかなんて、いちいち気にしなくなるのかもしれません。
そして、この流れが止まることはたぶんない。
だったら俺は、怖がるより早く使った方がいいと思っています。
AIは「脳の拡張機能」になる
人間は昔から、自分の能力を道具で拡張してきました。
自転車があれば歩くより遠くへ行ける。
車があれば、さらに遠くまで速く行ける。
電車ができれば、大量の人間が一気に移動できる。
印刷技術によって情報を大量に届けられるようになり、インターネットによって世界中へ一瞬で情報を届けられるようになりました。
そして、ガラケーからスマートフォンへ。
最初は「そんなもの必要ない」と言っていた人も、気づけばみんなスマホを持っています。
AIも同じなんじゃないでしょうか。
俺はAIを、これからの人間にとっての「脳の拡張機能」みたいなものだと思っています。
知らないことを調べる。
文章を書く。
アイデアを整理する。
画像を作る。
翻訳する。
仕事を効率化する。
今まで何時間もかかっていたことを、数分で終わらせられる。
その分、自分はもっと別のことに時間を使える。
だから「AIなんて使わない」と意地を張るより、普通に使ってしまえばいい。
スケーターって、新しいものを面白がって試せる柔軟な人も多いと思うので、こういう時代には意外と強いんじゃないかと思っています。
ロボットも同じだと思う
これからAIだけじゃなく、ロボットもどんどん生活や仕事に入ってくると思います。
一家に一台AI。
その先には一家に一台ロボット。
本当にドラえもんみたいな世界が、思っているより早く来るかもしれません。
農業だってそうです。
そもそもトラクターを使っている時点で、人間はすでに機械によって身体能力を拡張しています。
だったらさらに自動化して、AIやロボットを入れて、生産性を2倍、3倍にできるならやればいい。
真夏の灼熱の中で人間が無理して作業しなくても、ロボットが作業してくれる。
AIが作物の状態を管理して、水や肥料の量を調整してくれる。
高齢化や人手不足が進んでも生産を維持できる。
これは農業だけじゃなく、物流、建設、製造、事務、接客など、いろいろな仕事で起きていくと思います。
もちろん、実際にどこまで、どのくらいのスピードで進むかは分かりません。
でも大きな方向として、人間がやらなくてもいい仕事はどんどん機械に任せる社会になっていく気がします。
じゃあ、人間は何をするんだろう?
ここが最近、俺が一番面白いと思っているところです。
AIとロボットによって生産性がものすごく上がったら、人間が今と同じだけ働く必要がなくなるかもしれません。
将来的にはベーシックインカムのような仕組みが本格的に議論される可能性だってある。
月20万円、30万円もらって、最低限生活できる。
そんな未来が本当に来るのかは分かりません。
でも、もし来たらどうなるのか。
たぶん……
めちゃくちゃ暇になります(笑)。
便利すぎる世界は、たぶん退屈になる
家から出なくても何でもできる。
AIに聞けば何でも教えてくれる。
ロボットが家事をしてくれる。
食事は届く。
Netflixを見ながらピザを食べて、ゲームをして、欲しいものはネットで注文すれば届く。
めちゃくちゃ便利です。
でも、それだけで人生って楽しいのでしょうか。
俺は、便利になればなるほど、その反対側にあるものの価値が上がっていくと思っています。
「体験」です。
人と直接会う。
一緒に何かをする。
くだらない話をする。
笑う。
失敗する。
恥ずかしい思いをする。
汗をかく。
疲れる。
転ぶ。
痛い。
そして、できなかったことが突然できる。
こういう効率の悪いことが、逆にめちゃくちゃ価値を持つ時代になるんじゃないでしょうか。
そう考えると、スケートボードって最強じゃない?
そこでふと思いました。
これ、スケートボードの時代が来るんじゃない?
スケートボードなんて、効率だけ考えたら意味不明な遊びです。
同じ技を何十回、何百回も失敗する。
転ぶ。
痛い。
汗だくになる。
板が飛んでいく。
できなくてイライラする。
それでもまたやる。
そして突然メイクした瞬間、
「うおおおおお!」
ってなる(笑)。
AIに「キックフリップやって」と頼んでも、自分がキックフリップをメイクした時の気持ちよさは代わりに体験してもらえません。
ロボットが代わりにスケートしてくれたところで、自分は何も嬉しくない。
自分の身体でやるから面白い。
これって、AI時代にものすごく重要なことになると思っています。
スケートボードには「人」がいる
そして、もう一つ。
スケートボードって一人でもできるけど、結局、人と人をつなげる遊びでもあります。
パークに行けば誰かがいる。
知らない人と話す。
誰かがいい技をメイクしたら声を出す。
一緒に滑る。
終わったら飯を食う。
ビールを飲む。
くだらない話で笑う。
そこにはフォロワー数も再生回数も関係ありません。
目の前にいる人間同士で遊んでいる。
SNSの世界がAIコンテンツで溢れれば溢れるほど、こういう「本当にそこにいた」という体験の価値は上がるんじゃないかと思っています。
スケートボードはブームではなくカルチャーになった
スケートボードは、もう一時的なブームではありません。
世界中にスケートパークがあり、子どもから大人まで滑っている。
大会を目指す人もいる。
ストリートを楽しむ人もいる。
仲間と遊ぶために滑る人もいる。
健康のために復活するおじさんもいる(笑)。
それぞれ違っていい。
意味があるとかないとか、そんなことはどうでもいいんです。
仲間と遊んで、笑って、身体を動かして、健康でいられる。
それだけでも十分価値がある。
むしろAIによって世の中が便利になればなるほど、こういう「何の生産性もないけど、めちゃくちゃ楽しいこと」が必要になる気がします。
ただし、スケートボードビジネスは変わらないといけない
一方で、スケートボードがなくならないからといって、今あるスケートボードビジネスがそのまま残るとは思っていません。
ここは別の話です。
ブランドのあり方は変わる。
ショップの役割も変わる。
メディアも変わる。
一人一人がスマートフォンとAIを持ち、自分で撮影して、自分で編集して、自分で発信できる。
一人一人がメディアになる時代です。
そうなれば、ブランドはもっと細かく分散していくかもしれない。
「大きなブランドだから買う」という時代から、
「この人が好きだから買う」
「このコミュニティが好きだから参加する」
「この場所が面白いから行く」
という時代になっていくかもしれません。
だったらスケートショップやブランドも、ただ物を売るだけではなく、
人と人が会う理由を作る。
面白い体験を作る。
コミュニティを作る。
そういう方向へ進んでいく必要があるんじゃないでしょうか。
AI時代だからこそ、人間らしく遊ぼう
これから仕事がどうなるのか。
AIがどこまで進化するのか。
ロボットがどこまで人間の代わりをするのか。
ベーシックインカムのような社会が本当に来るのか。
正解は誰にも分かりません。
でも一つだけ思うのは、
技術が進歩して人間が自由になればなるほど、「何をして生きたいのか」が重要になる。
ということです。
だったら俺は、仲間と笑っていたい。
スケートボードして、転んで、メイクして、飯食って、酒飲んで、くだらない話をしていたい。
AIにはAIが得意なことをやってもらえばいい。
ロボットにはロボットが得意なことをやってもらえばいい。
人間は、そのおかげで生まれた時間を使って、もっと人間にしかできないことを楽しめばいい。
そう考えると、スケートボードの未来って結構明るいんじゃないでしょうか。
そしてスケートボード業界も、これからの社会に合わせてもう一度、
「何を売るのか」ではなく「何を体験してもらうのか」
を考え直す時期に来ているのかもしれません。
AIも使う。
ロボットも使う。
新しいものはどんどん取り入れる。
そのうえで、人間は思いっきり遊ぶ。
そんな未来だったら、結構楽しそうです。
変化の途中にいる今は、商売的には苦しいこともたくさんあります。
でも、みんなでこの時代を乗り越えて、新しいスケートボードの形を作っていきましょう。
俺はその先にある未来を、結構楽しみにしています。



