山を登るのはいい。でも、降りてくる先が重要
―― 岡田晋くんのインタビューを通して、俺が強く響いた言葉
スケートボードに限らず、人生はよく山登りに例えられる。
上を目指し、速く、強く、高く。
若い時ほど、登ることだけに夢中になる。
それは間違っていない。
むしろ、登らなければ見えない景色がある。
今回、岡田晋くんに話を聞く中で、
いろいろなエピソードや経験を聞いたけど、
俺の中で一番強く残った言葉がある。
それを、個人的にすごく響いた言葉として、
みんなと共有したいと思って、このブログを書いている。
「山を登るのはいい。でも、降りてくる先が重要なんだよ」
登っている間は、迷わなくていい
山の頂上はひとつ。
だから登っている間は、みんな同じ方向を向ける。
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もっと上手くなりたい
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もっと評価されたい
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もっと遠くへ行きたい
登っている時は、答えがシンプルだ。
だから全力になれるし、周りと比べる基準もはっきりしている。
若い時は、それでいいと思う。
頂上に着いたあと、急に静かになる
問題は、頂上に着いたそのあとだ。
頂上はゴールじゃない。
でも、そこに長く居続けることはできない。
降りるタイミングや、降りる方向は、
誰かが教えてくれるわけじゃない。
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どこに降りるのか
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どう降りるのか
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何を持って降りるのか
登っている時にあった評価や注目は、
降り始めると、急に遠くなることもある。
プロを目指した人ほど、降り方に悩む
スケートボードはスポーツだ。
身体が資本で、時間は平等に進む。
どれだけ結果を出しても、
どれだけ名前を残しても、
「ずっと頂上」という場所は存在しない。
だからこそ、プロを目指した人ほど、
30代、40代で一度立ち止まる瞬間が来る。
「ここから、自分は何をするんだろう?」
この問いに向き合わないと、
降りる先が見えなくなる。
降りることは、終わりじゃない
岡田晋くんの話を聞いていて感じたのは、
降りることを“失敗”として捉えていないということだった。
降りるのは、逃げじゃない。
負けでもない。
次の山へ向かうための、自然な流れだと思う。
むしろ、無理に頂上にしがみつく方が、
あとから苦しくなる。
登る時から、全部見えてたら天才
岡田晋くんは、こんな言い方もしていた。
「登る時から、降りる先まで見えてたら天才だよ」
たしかにそうだと思う。
ほとんどの人は、そんなふうには生きられない。
だからこそ、
登りながら少しずつ視野を広げることが大事なんだと思う。
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スケート以外の世界を知る
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違う仕事や表現に触れる
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自分の興味を増やしておく
それだけでも、降り道は増えていく。
スケートに“頼り切らない”という選択
集中することは大切だ。
どっぷり行かなきゃ、できないことも多い。
でも、人生をひとつに預け切ると、
あとで身動きが取れなくなることもある。
それはスケートを裏切ることじゃない。
スケートを長く好きでいるための準備なんだと思う。
降りた先でも、スケートは消えない
山を降りた先では、
役割や立場は変わるかもしれない。
でも、スケートボードで身についた感覚は消えない。
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挑戦する姿勢
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失敗を恐れない感覚
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自分で道を作る癖
それは、次の山でも必ず役に立つ。
全編のインタビュー動画はこちら
この記事は、岡田晋くんへのインタビューをもとに、
俺自身が響いた部分を切り取って書いています。
言葉のニュアンスや空気感は、ぜひ動画で見てほしいです。
▶ 全編動画はこちら
この言葉を、RESUNCEとして残したい理由
RESUNCEは、
「登るための道具」だけを作りたいわけじゃない。
スケートとどう生きるか。
そして、降りたあともどう続けるか。
岡田晋くんの言葉を借りながら、
俺自身が考え続けたいテーマでもある。
最後に
山を登るのは、いい。
思い切り登っていい。
でも、いつか必ず降りる日が来る。
その時に、
「どこに降りるか」を考えてきた人は、
また次の山へ向かえる。
これは、
岡田晋くんの言葉に響いた俺からの共有です。

