ブランドが続かない理由と、続けるために必要なこと

ブランドが続かない理由と、続けるために必要なこと

昨日のアキオ会でいろいろ話していて、改めて感じたことがあります。

ブランドって、できては消え、またできては消えていく。

その流れをずっと見てきた中で、

「もっと長く続くブランドが増えてほしい。そして、俺たちを超えていってほしい。」

そう思って今回この文章を書いてみました。

少しでも誰かのヒントになれば嬉しいです。


ブランドは“かっこいい”だけじゃ続かない

最初はみんなかっこいい。

ビデオもイメージも雰囲気も良くて、

一気に人気が出ることもある。

でも——

売れなければ続かない。

これが現実です。

Tシャツを作った。

パンツを作った。

そして板を作った。

でも売れない。

正直、それが普通です。

自分たちも最初、

いきなり500枚板を作ったけど、全然売れなかった。

今思えばかなり甘かった。

「かっこいいものを作れば売れるでしょ」って思ってたけど、

実際はそんなに簡単じゃない。

在庫はどんどん積み上がっていくし、

売り方も分からないし、広げ方も分からない。

でもその経験があったからこそ、

「どうやって売るか」「どうやって届けるか」「どうやってファンを作るか」

そこを本気で考えるようになった。


なぜ新しいブランドは広がりにくいのか

ショップ側の視点で考えると分かりやすいです。

既に売れているブランドで成り立っている中で、

新しいブランドを入れるのはリスクがある。

  • 売上が落ちるかもしれない
  • 既存ブランドを外さないといけない
  • すぐ消えるかもしれない

だから簡単には扱えない。

さらに、

内輪だけで盛り上がっていて

世の中に届いていないケースも多い。

「かっこいい」だけでは、

ビジネスとしては成立しないのが現実です。


資本に頼るブランドは消えやすい

ここもすごく大事なポイント。

誰かの資本でブランドを動かすと、

売れなかったときに一気に終わる可能性が高い。

例えば、

  • 大手ショップ
  • パトロン
  • 出資者
  • 代理店

こういう形で始めたブランドは、

売上が立たなければ投資は止まる。

当たり前だけど、

売れないものにお金は出し続けられない。

だから結果として、

短命で終わるブランドも多い。


自分たちで回すブランドは強い

一方で、

自分たちで出資して、

自分たちで稼ぐスタイルならどうか。

極端な話、

工場で働きながらでも続けられる。

生活のベースを持ちながら、

好きなこととしてブランドを続ける。

これができると強い。

本当に好きなことだからこそ、

細くても長く続けていける。

無理に大きくしようとしなくても、

続けていく中で自然と広がっていく。


年齢と現実の壁

10代後半〜20代前半で始めたブランド。

最初は夢と勢いで進める。

でも25歳くらいになると、

  • 仕事
  • 家庭
  • 人間関係

現実が重くなる。

「好きだけ」で続けるのが難しくなってくる。

だからこそ、

早い段階で“どう続けるか”を考えることが大事。


ブランドは“ファンビジネス”

結局ここに尽きる。

どれだけファンを作れるか。

自己表現は大事。

映像もモノづくりも最高。

でもその先、

  • どう広げるか
  • どう売るか
  • どうファンを作るか

ここを考えないと続かない。


ポップアップは“売れなくていい”

その中で一つの答えがポップアップ。

ただし現実はこう。

最初は売れない。

でもそれでいい。


1年目

知られてない → 売れない

でも出会いが生まれる

2年目

「あ、また来たね」

少し認知される

3年目以降

応援してくれる人が増える


続けることでしか、

ファンは増えない。

1年や2年で食えると思う方が難しい。


続けることが一番難しい時代

今は何でも簡単に作れる。

Tシャツもパンツも、

探せばすぐ作れる環境がある。

だからこそ、

続けること自体が価値になる時代。

やり始めることよりも、

やり続けることの方が圧倒的に難しい。


下積みと経験の重要性

いきなり成功はしない。

むしろ、

経験不足のまま始めてしまう人が多い。

  • ショップで働く
  • ブランドの裏側を知る
  • 先輩から学ぶ

こういう積み重ねが大事。

自分も、

  • パチンコ屋でPOP制作を覚えて
  • Webデザインを覚えて
  • 動画を撮り続けて編集を覚えて

全部コツコツ積み上げてきた。

遠回りだったけど、

それが今につながっている。


続けるには“好き”が必要

もう一つ大事なこと。

スケートが好きなのと、

ブランドをやるのは別の話。

  • モノづくりが好きか
  • 誰かに喜んでもらうのが好きか

ここがないと続かない。

努力や継続は、結局“苦労”。

だから、

本当に好きな人には勝てない。

まずはそこを好きになれるかどうか。


続けるための覚悟

何かをやるなら、何かを捨てる。

全部はできない。

自分も、

  • スケートもやりたい
  • ブランドもやりたい

その中でずっと葛藤してきた。

しかも、自分はありがたいことに

スケートで第一線でやらせてもらっていたからこそ、

その葛藤はかなり大きかった。

特に20代後半。

一番乗っていて、体も動いて、

思ったトリックはだいたいできて、メディアにも出ていた時期。

その一方で、

  • 仕事をして
  • スケートをして
  • ブランドを運営するためにWebやデザイン、ものづくりをやる

正直、全部やってた。

だから、

睡眠時間はほぼ削りまくり。

かなり無理してたと思う。

その中で、もともと好きだった「ものづくり」に

どんどんのめり込んでいった。

気づいたら、

スケートに使っていた時間が少しずつ減っていって、

ものづくりに没頭していくようになった。

正直、思うこともある。

もしあのまま30代半ばまで

スケート一本でやっていたら、

もっと世界的にいけたんじゃないかって。

そう思って、悔しいと感じたこともある。

でも——

それ以上に、

自分は「ものづくり」が好きだった。

だから今の道を選んで良かったと思っている。


ヤングたちへ

今、本当にかっこいい若い世代がたくさんいる。

だからこそ思う。

コツコツ続けてほしい。

  • いろんな場所に行く
  • 人と出会う
  • 同じ場所に毎年行く

それだけでも大きな差になる。

もしやり方が分からなかったら、

誰かの下で学ぶのも一つの方法。

いきなり全部はうまくいかない。


最後に

どこで何がバズるかなんて誰にも分からない。

だから、

長く続けることがすべて。

途中でやめたらそこで終わり。

続けていれば、必ずどこかで繋がる。


もし将来に悩んでいたら、

気軽に相談してください。

若い世代、応援しています。

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